スクール・オブ・ロック

 映画『スクール・オブ・ロック』を見ました。

 ストーリーラインはダメなロック・ミュージシャンが家賃を払うために、非常におカタイ小学校の臨時教師としてもぐりこみ、抑圧された子供たちにロックを教えるというもの。正直、パッケージを見た瞬間にラストまでの大まかなプロットが想像できますし、事実、だいたい想像した通りになりました。

 でも、それが良いんですよねえ。非常にベタで王道なんですけれども、それは裏を返せば、こっちが見たいものをそのまんまやってくれるということですから。しかも、こっちが想像していた以上の熱量で!

 主人公は怠け者で嘘つきでいい加減で本当にダメ人間なんですけれども、ロックに対する情熱はものすごく、発する言葉の一つ一つに力がある。子供たちが主人公に影響されるのと同じように、視聴者であるボクも影響されていく。それが心地いいのでしょう。ラストのライブのシーンも最高でしたね。

 バンドとか組んでみたいなあと思う映画でした。